建設現場事故ニュース

建設現場で起きた大小の事故ニュースをまとめています

工事2件で流用 市原市所有施設 【くい打ちデータ改ざん問題】

 くい打ち工事のデータ改ざん問題で、市原市は22日、過去10年間に市所有施設で実施された38件のくい打ち工事を独自調査した結果、新たに日本ヒューム(東京都)の関与が発覚し、同社による2件の工事でデータ流用があったと発表した。現地確認などから安全性に問題はないという。

 市によると、2件の工事のうち、南総終末処理場沈砂池・水処理施設建設工事では290本中80本のくいで電流計データの流用、今津ポンプ場建設工事では110本中6本のくいでセメントミルク流量計データの流用がそれぞれ見つかった。

 市は他の施工記録からくいが支持層に達し、セメントミルクが充てんされていることを確認。現地確認でも施設の傾きやひび割れがないことから、安全性が確保されていると判断した。

 同社はホームページ上で今回の問題に関する謝罪文を掲載。同日時点で他にデータ流用は確認されていないといい、再発防止に向けて「関係団体のくい施工管理指針を踏まえた対策を講じ、さらなる管理方法の改善と強化を図る」とした。

工事2件で流用 市原市所有施設 【くい打ちデータ改ざん問題】 | ちばとぴ ちばの耳より情報満載 千葉日報ウェブ

武雄労基署、労災死亡事故で書類送検

 武雄労働基準監督署は20日、労働安全衛生法違反の疑いで、鹿島市の建築金物製造業の会社と同社の代表(65)を佐賀地検武雄支部に書類送検した。

 書類送検容疑は昨年4月21日、クレーンで移動させていたH型鋼(長さ10メートル、重さ約1トン)が倒れ、下敷きになった従業員=当時(19)=が死亡した事故で、無資格だった橋間さんにクレーン操作をさせ、つるしたワイヤのフックを外す業務に就かせた疑い。また、クレーン操作に必要な特別教育も行っていなかった。

武雄労基署、労災死亡事故で書類送検|佐賀新聞LiVE

 

土砂に生き埋め、重機の男性死亡 北海道・苫小牧の砂防ダム工事現場

 【苫小牧】7日午後2時ごろ、苫小牧市錦岡の砂防ダムの建設工事現場で土砂崩れが発生し、ショベルカーを運転していた同市新明町4、会社作業員(71)が生き埋めになった。会社作業員は約2時間半後に救出されたが、現場で死亡が確認された。苫小牧署は業務上過失致死の疑いもあるとみて、事故当時の詳しい状況を調べている。8日午前、現場検証する予定。

 現場はJR苫小牧駅から西に約12キロ離れた覚生(おぼっぷ)川沿いの山間部。同署などによると、事故当時、約20人の作業員が山の斜面を削って砂防ダム建設工事用の道路を造っていた。会社作業員はショベルカーで斜面を削り、土砂をダンプカーに移す作業中だった。崩れた土砂はショベルカーごと会社作業員を覆った。ダンプカーも巻き込まれて横倒しになったが、運転手は自力で脱出した。土砂崩れの規模は不明。

 工事は室蘭開建が発注した樽前山噴火に備える火山砂防事業の一環で、室蘭市内の建設会社が受注した。工期は昨年9月から今年3月まで。

土砂に生き埋め、重機の男性死亡 北海道・苫小牧の砂防ダム工事現場 | どうしんウェブ/電子版(社会)

 

札幌のマンション工事現場2人死亡 CO中毒か

作業事故:札幌のマンション工事現場2人死亡 CO中毒か - 毎日新聞

 13日午後0時10分ごろ、札幌市豊平区福住3の1のマンション新築工事現場で、男性作業員2人が倒れているのを別の作業員が見つけ、119番した。2人は病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。作業場所で一酸化炭素(CO)が検出されており、北海道警札幌豊平署はCO中毒の可能性もあるとみて調べている。

 亡くなったのは札幌市西区西町北6の会社員、長崎亘さん(38)と同区西野1の6の自営業、斎藤隆史さん(46)。

 同署などによると、2人は8階建てマンションの8階共用廊下で、壁に塗料を吹き付けていた。作業場所は目張りされ、密閉状態だった。内部には吹き付け作業に使うガソリンエンジン式のコンプレッサー(圧縮機)があり、不完全燃焼を起こした可能性があるという。

 

施工者の判断ミスで足場倒壊、JR神戸線新駅工事

 JR神戸線の新駅の建設現場で、工事用の足場が下り線路に倒れた事故で、JR西日本西日本旅客鉄道)は推定される事故原因を明らかにした。新駅は、六甲道駅灘駅間で建設中の摩耶駅(神戸市灘区)。発注者のJR西日本が原因を調査。本来撤去すべきだったメッシュシートを放置するなど、施工者の大鉄工業(大阪市)の判断ミスが事故を招いたと判断した。調査結果は2015年12月15日に発表した。

施工者の判断ミスで足場倒壊、JR神戸線新駅工事 :日本経済新聞

神戸・新駅事故、2日前に隣の足場を撤去

 来春開業予定のJR東海道線の新駅「摩耶駅」(神戸市灘区)で11日、工事用足場が倒れ、同線などが約9時間運休、38万人に影響した事故で、倒壊した足場の隣の足場が事故2日前に撤去されていたことがわかった。足場は8日から順に解体されており、JR西日本はその際の作業が、足場の強度に影響した可能性がないか調べている。


 JR西によると、足場は外壁工事用で、作業が終わったため、倒れた足場(長さ約31メートル、高さ約7メートル、幅約60センチ、重さ約2トン)の隣の足場を、9日夜に撤去していた。倒壊した足場も事故当日の11日夜に取り外す予定だった。事故当日は強風が吹いており、請負会社の作業員が、朝に点検した際には、異常はなかったという。

 JR西は「解体工事が影響を与えたことも考えられる。強風との関係も含め、原因を調査したい」としている。

神戸・新駅事故、2日前に隣の足場を撤去 : ニュース : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

地下水流れ込み2時間で歩道陥没か 名古屋

 7日夜、JR名古屋駅前の歩道が5メートルの深さで陥没した。陥没は地下水が流れ込んでから2時間で起きたとみられることが分かった。

 7日午後7時前、JR名古屋駅から400メートルほど離れた場所で歩道が約4メートル四方、5メートルほどの深さまで陥没した。歩道のすぐ隣では、地上25階建てのビルの建設工事が行われていて、工事を請け負っていた竹中工務店によると、地下水が突然流れ込み、2時間ほどの間に陥没が起きたという。

 竹中工務店 名古屋支店・谷村和彦次長「地下工事中に工事現場内で地下水が出まして、大量の地下水が道路下から工事現場内に入りました。その対処をしているうちに陥没が起きて」

 ケガ人はいなかったが、現場周辺は現在も規制され復旧作業が続いていて、警察が陥没した原因などを調べている。

地下水流れ込み2時間で歩道陥没か 名古屋|日テレNEWS24