建設現場事故ニュース

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大型くい打ち機転倒 市伊勢病院の建設現場

 六月二十四日午前九時ごろ、伊勢市楠部町の市立伊勢総合病院の建設工事現場で、高さ三十六メートル、重さ百三十五トンの大型くい打ち機が倒れ、先端が国道23号側の柵や歩道に当たってコンクリート片などが飛び散った。けが人はなかった。

 市新病院建設推進課によると、現場では造成工事を進めており、くい打ち機の男性操縦士ら作業員十人ほどがいた。軟弱地盤にセメントのくいを打ち込む作業中、キャタピラ付きの機体を二十メートル移動させようと操作した直後、後ろ向きに倒れた。操縦士は「くい打ち機の足を取られ、バランスを崩した」と話しているという。

 市は施工会社の「山野・丸宗・中津特定建設工事共同企業体」に、原因究明と安全対策の報告を求めた。それまで工事は中断し、九月中旬までの予定だった造成工事の施工期間に間に合わない可能性がある。

大型くい打ち機転倒 市伊勢病院の建設現場:三重:中日新聞(CHUNICHI Web)