建設現場事故ニュース

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土砂に生き埋め、重機の男性死亡 北海道・苫小牧の砂防ダム工事現場

 【苫小牧】7日午後2時ごろ、苫小牧市錦岡の砂防ダムの建設工事現場で土砂崩れが発生し、ショベルカーを運転していた同市新明町4、会社作業員(71)が生き埋めになった。会社作業員は約2時間半後に救出されたが、現場で死亡が確認された。苫小牧署は業務上過失致死の疑いもあるとみて、事故当時の詳しい状況を調べている。8日午前、現場検証する予定。

 現場はJR苫小牧駅から西に約12キロ離れた覚生(おぼっぷ)川沿いの山間部。同署などによると、事故当時、約20人の作業員が山の斜面を削って砂防ダム建設工事用の道路を造っていた。会社作業員はショベルカーで斜面を削り、土砂をダンプカーに移す作業中だった。崩れた土砂はショベルカーごと会社作業員を覆った。ダンプカーも巻き込まれて横倒しになったが、運転手は自力で脱出した。土砂崩れの規模は不明。

 工事は室蘭開建が発注した樽前山噴火に備える火山砂防事業の一環で、室蘭市内の建設会社が受注した。工期は昨年9月から今年3月まで。

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