建設現場事故ニュース

建設現場で起きた大小の事故ニュースをまとめています

鹿児島市斜面崩落事故から1か月

鹿児島市のマンションの建設現場で斜面の崩落事故が起きてから14日で1か月。事故後、避難していた周辺の住民たちは「被害者の会」を立ち上げ、13日夜、県と地権者に対して本格的な復旧工事を早急に完了させるよう求めていくことなどを決めた。
この事故は先月14日、鹿児島市鼓川町のマンションの建設現場で斜面が崩れ、男性1人がケガをしたもの。これに伴い、最大で周辺の23世帯54人の住民に避難勧告が出され、現在も斜面の上にある寺の1世帯2人が避難している。一時避難していた住民は、「安心して暮らせるように工事をしてくれれば、それが1番の願い」と話した。一方、13日夜は周辺の住民たちでつくる被害者の会のメンバーが集まり、今後の方針を話し合った。協議の結果、まず、県と地権者の男性に対して、本格的な復旧工事を早急に完了させるよう求めていくことを決めた。さらに避難生活で発生した費用の支払いを求め、民事訴訟を起こす方針を固めたという。被害者の会の馬庭和良さんは「今後どういう復旧工事がされるか、それを最後まできちんと行政のほうでやっていただきたい」と話した。