建設現場事故ニュース

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工事現場71か所で安全衛生法違反

 秋田労働局は21日、「建設業重点監督月間」(7月1~31日)に、安全が確保されているか確かめるために立ち入り検査した県内の工事現場128か所204業者のうち、71か所140業者に労働安全衛生法違反があったと発表した。

 労働局は、建設工事が増える夏場を重点月間とし、県内6労働基準監督署と共同で法令違反がないか検査している。7月1日に、足場からの転落防止措置を強化した改正労働安全衛生規則が施行されていることもあり、適切な防止策が取られているかといった点などをチェックした。

 検査で見つかった主な違反は、「転落防止対策の不備」(57業者)、「元方事業者が講じるべき措置が取られていない」(40業者)、「パワーショベルなどの建設機械に関する不備」(31業者)だった。このうち13業者に特に危険性が高いなどとして、機械設備の使用停止や作業場所への立ち入り禁止などの命令書を出した。

 労働局は「作業効率を優先し、足場の手すりを外して作業するなどの違反が依然として多い。今後も積極的な検査を通して、指導していきたい」としている。

工事現場71か所で安全衛生法違反 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)