建設現場事故ニュース

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<橋本店>建物工期・費用縮減ユニット新工法

 建設業の橋本店(仙台市)は、各部屋を完成状態に近いユニットとして工場で造り、現場で組み立てる新たな工法での事業展開を始めた。工期やコストを大幅に削減できる。同社は今後の主力工法の一つに位置付け、ビジネスホテルや低層マンションなどでの需要を想定する。
 新工法はユニットごとに電気設備や給排水、空調、内装などの工事を工場で終わらせ、現場に運ぶ。広めの共用スペースや廊下、エレベーターは現場で従来工法で造る。8階建てまで対応可能という。
 ユニット組み立て型の新工法を開発し、2012年に業務提携した建築資材販売サトコウ(新潟県上越市)の工場で建設する。
 第1号は登米市登米に建設する社会福祉法人の高齢者向け住宅で、今月12日に着工した。鉄骨地上2階、延べ床1600平方メートルで、75ユニットを現場で組み立てる。高齢者向け住宅30戸分と保育所が入る。
 工賃は約5億7000万円で従来より3割安いという。工期も通常の4分の1程度に短縮し、10月末の完成を予定する。 佐々木宏明社長は「作業員の確保が建設業の将来を握る。最小限の作業員で対応できる新工法での建設提案を今後も続けていきたい」と話した。

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