アパート建設現場で重機横転 男性作業員が下敷きに 東京・中野区
東京・中野区の住宅街で14日、重機が横転し、男性作業員が下敷きになった。
事故現場に集まった、大勢の救急隊員。
横にある公園の桜の木は折れ、横転した青い重機が見える。
午後1時すぎ、東京・中野区の住宅街で、工事用のくい打ち機が突然倒れ、40代の男性作業員が下敷きになった。
近所の人は、「ドーンという感じ。地震が起きたような」と話した。
住宅街で、突然起きた事故。
現場までの道は狭く、救急車両は、遠くに待機していた。
作業員は、重さ9トンもあるという重機に左足を挟まれた。
救急隊員が手首を握ると、握り返す様子が見てとれた。
そして、およそ1時間後、作業員は、救助された。
事故は、なぜ起きたのか。
事故が起きたのは、アパートの建設現場。
14日は、くい打ち作業が行われる予定だったという。
中野区役所の担当者は、「『キャタピラ』は、本来こうしていないといけないが、ちょっと柔らかいところに入って、斜めに入って、そっちに倒れてきた」と話した。
また、工事関係者は、「予想外の土の感じ。いきなり陥没した感じ。『なんだ、なんだ』と言ったら、この状態」、「重機にコックピット自体はなくて、立って操作する特殊なマシン。『キャタピラ』を動かすのも、ここで動かす。こうやって動かしながら、機械も歩いてくる。(それが倒れた側にあった?)そうです。左側、そこに乗った感じ。一瞬の出来事だったと思う」などと話した。
救出された作業員は、命に別条はなく、警視庁が、事故のくわしい原因を調べている。
博多駅前の道路30m陥没、大量の水流入 地下鉄工事中
8日午前5時15分ごろ、福岡市博多区のJR博多駅前の市道2カ所が縦約10メートル、横約15メートルにわたって陥没した。穴は徐々に広がり、計5車線の道幅いっぱいの約30メートル四方、深さ約15メートルになった。現場は地下鉄延伸のための工事中。穴には水が激しく流れ込んでいて穴がさらに広がる可能性がある。市は、周辺のビル10棟に避難勧告を出した。市は掘削が陥没の原因となったことを認め、謝罪した。
付近では一時、ガス漏れもあり、警察が一帯を通行止めにし、火を使わないよう呼びかけた。最大で周辺の800戸が停電した。博多駅前3丁目のビルでは、70代女性が階段を踏み外して転落し、けがをした。
福岡市交通局によると、現場は市営地下鉄七隈(ななくま)線延伸工事の「博多駅(仮称)工区」部分のトンネル掘削中で、深さ約25メートルの地中を掘り進めていた。午前5時ごろ、現場に地下水が流れ込んできたため作業を中断。約10分後に道路上を交通規制して点検をしていたところ、路面の崩落が始まったという。
事前のボーリング調査で、現場付近は地下3~5メートルより深い位置に地下水が流れているとわかっていた。これまでも掘削工事中にわずかに水がしみ出していたが想定内の量で、ポンプで排水していたという。交通局幹部は「万全の措置をとってきたが、一番恐れる陥没の事故が起きた。深く反省している」と説明した。陥没で崩壊した下水管から正午現在、水が流れ込んでいる。
九州電力によると、崩落と同時刻に博多駅周辺の約800戸で停電が発生。現場から約2・5キロ離れた福岡空港国際線ターミナルも停電し、自家発電に切り替え、その後、仮復旧した。陥没現場付近に地下埋設ケーブルがあるが、付近の立ち入りは規制されており、損傷しているかどうかの確認はできていない。停電は正午には、大型ビル向けなどの特別高圧の14戸に減った。
JRの新幹線博多駅の構内や駅ビルなどでも停電が発生。駅ビルを運営するJR博多シティは午後1時現在、停電に伴い「アミュエスト」「博多デイトス」「JRJP博多ビル」の開店時間は未定としている。在来線と新幹線、地下鉄空港線は通常運行している。飛行機の運航への影響もないという。
ショベルカーに轢かれ、19歳作業員が死亡 東京・銀座のホテル建設現場
兵庫労働局が西日本高速に緊急要請 新名神高速工事事故多発で
新名神高速道路の建設工事現場で、橋桁の落下や作業員の転落などの事故が相次いでいることを受け、兵庫労働局は13日、工事を発注した西日本高速道路関西支社(大阪府茨木市)に対し、労働災害防止の徹底を求める緊急要請を行った。
この工事をめぐっては、今年4月、神戸市北区の建設現場で橋桁が落下して作業員10人が死傷し、5月には大阪府箕面市の現場で橋桁を支える仮支柱が倒壊。今月3日には兵庫県猪名川町の現場で、工事用の足場の撤去作業中に男性作業員が転落して死亡する事故が発生した。
同労働局は「関係法令に基づき、設備の落下・倒壊防止や墜落災害防止の措置など安全衛生対策が十分なされるよう、発注者として一層の災害防止に取り組むよう要請する」としている。
瀬戸の病院工事、作業員が転落死
14日午前9時ごろ、愛知県瀬戸市西追分町の公立陶生病院の新東棟建設工事現場で、作業中の同県江南市五明町、建設会社員(37)が4階部分から、約4・5メートル下の3階部分に落下し、顔などを強く打って約1時間半後に死亡した。
瀬戸署によると、仮設の床板が外れて落下した。ヘルメットは着用していたが、命綱は必要ない現場だったという。署が、床板が外れた理由を調べている。
新東棟は現在の病院に併設して地下1階、地上9階の延べ床面積3万5900平方メートル。2019年8月までの工期で現在、3階部分までほぼ出来上がっている。
瀬戸の病院工事、作業員が転落死 :社会:中日新聞(CHUNICHI Web)
クサビ式足場をはじめ、先行手摺やL型幅木など、現場で求められる仮設資材を最大68%オフのバーゲンプライスで販売する足場繁売.com
新名神建設現場でまた事故…作業員が川に転落死
工務店代表が無資格で玉掛けし書類送検に
滋賀・大津労働基準監督署は、無資格にもかかわらず玉掛け作業を行った梅立工務店(=うめりゅうこうむてん、滋賀県野洲市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第61条(就業制限)違反の容疑で大津地検に書類送検した。平成28年4月、同社労働者が頭部を強打し、脳挫傷などを負う労働災害が発生している。
同代表取締役は、野洲市内の新築工事現場で棟上げを行う際、無資格にもかかわらず玉掛け作業を行った。玉掛けに使用した繊維ベルトが切れ、持ち上げていた梁が落下し、仮設足場に直撃。足場が崩落し、足場で作業していた同社労働者が墜落して負傷した。「資格が必要な作業だと知っていたが、資格を取得していなかった」と供述している。